Kunadonic ロリータファッション徒然草

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ロリィタの基礎知識と書籍

 
 

 ネットでも色々な情報に触れることはできますが、主観を抜きに語られていることは少なく、定義付けするのが難しい面もあります。また5年前、10年前と比べればテイストやニュアンスも変化していますし、サブカルの影響は大きく変化しています。特にヘアスタイルとメイクに関しては、ネットの情報だけでは難しいですね。

 やはり、ロリィタファッションの牽引役でもある、ゴシック&ロリータバイブルをひもとくのが、一番の早道ではないかと思います。

 全くのロリィタ初心者さんで、右も左もわからない!という方でしたら、こちらのロリータファッションBOOKがとても参考になると思います。ロリィタ界の人気読者モデル、青木美沙子さんの監修で、ロリィタファッションの歴史から現在のカテゴリーまで、詳しく書かれています。最新情報を得るにはゴシック&ロリータバイブルを読むのが一番なのですが、初心者さんには深すぎてわかりにくい一面もあるかと思います。こちらのロリータファッションBOOKが完璧というわけではありませんが、何もないところから始めてみよう、という方にとってはもっとも親切な本だと思います。

 初心者向きの丁寧なつくりの本です。特に印象的なのは、ロリィタファッションを広く知ってもらえるよう、カジュアルダウンした「ソフトロリータ」を提案しているところです。この傾向はゴシック&ロリータバイブルでは恐らく分野外で、KERA! でも「大人ロリータ」というコーナーはありますが、カジュアルダウンをテーマにした記事は極めて少ないです。日本ロリータ協会の会長でもある青木美沙子さんの考えでもあるでしょう、より多くの人にロリィタファッションを楽しんでもらおうという提案が盛り込まれています。そういう意味では、ロリィタファッションにどっぷりつかったロリィタさんには、ちょっと毛色の違う本ではあると思います。私としては、このポリシーには強く共感しました。

 つい先日刊行された、宝島社の「ETERNITA」は興味深いですね。オトナ乙女のためのファッションマガジン、ロリィタに限らずクラシカルやスイート系を幅広く取り込んだムックですが、表紙のコピーが「大人になったアリスは何を着る?」とあります。ロリィタブランドだけでなく、MILKPINK HOUSEが掲載されているというのも驚きでした。そういう意味ではロリィタファッションの専門誌ではありませんが、先のロリータファッションBOOKとは違った切り口でロリィタファッションを眺められるかと思います。特に年齢という得体の知れない怪物に怯えるオトナ乙女に、救いの手を差し伸べるこれぞバイブルとも思っています。

 ロリィタの歴史の中では、ブームに乗って出版された本もあれば、消えていった本もあります。時代は常に大きく変化して、掲載された服はもちろん手に入りませんし、髪型やメイクは隔世の感すらあります。昔はカラコンもなかったんですよね。その為、古書としては相当数ピックアップはできますけど、参考になるかというと実はとても難しいです。とはいえ、長いロリィタファッションの歴史は、そうした変遷を経て今に受け継がれたものです。当時のサブカルを懐かしく思いながら、古書をのんびり眺めるのも楽しいんですよね。

 
 

 

Since 2016 UPDATE 17/03/24 19:00
Access Date/Time 17/03/25 12:50

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