Kunadonic ロリータファッション徒然草

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ロリィタの基礎知識と書籍

 
 

 ネットが高度に発達した現代なら、ネットで情報を集めるのが早いし、量も豊富です。スマートホンで簡単に、細かい情報から最新の情報まで閲覧できます。実際このサイトもそうですね(笑) 日々刻々と変化しているのはロリィタファッションも同じで、常に何かしらの新作が発表され、サイトやブログ、SNSが賑わっています。特にサブカルの影響は大きく変化しています。そうした影響をネットでは如実に受けていますし、ロリィタもサブカルの影響を少しずつ取り入れながら変わりつつあります。

 とはいえやはり、ロリィタファッションの牽引役でもあったムック、ゴシック&ロリータバイブルを抜きにロリィタファッションは語れません。残念ながら2017年、Vol.63をもって誌面は休刊となってしまいました。それでも、十年以上の過去のバックナンバーはかなり入手しやすく、新作紹介だけでなく色々な記事が盛り込まれています。年数を経ても貴重な資料に変わりはなく、ロリィタにとって最も貴重な資料であることに相違ありません。過去のロリィタの変遷を知る上でも大変役立ちます。これからロリィタを始めようという方にとっても同じです。バックナンバーも是非読んでみて下さい。

 全くのロリィタ初心者さんで、右も左もわからない!という方でしたら、こちらのロリータファッションBOOKがとても参考になると思います。ロリィタ界の人気読者モデル、青木美沙子さんの監修で、ロリィタファッションの歴史から現在のカテゴリーまで、詳しく書かれています。詳細な情報を得るにはゴシック&ロリータバイブルを読むのが一番なのですが、初心者さんには深すぎてわかりにくい一面もあるかと思います。こちらのロリータファッションBOOKが完璧というわけではありませんが、何もないところから始めてみよう、という方にとってはもっとも親切な本だと思います。

 初心者向きの丁寧なつくりの本です。特に印象的なのは、ロリィタファッションを広く知ってもらえるよう、カジュアルダウンした「ソフトロリータ」を提案しているところです。この傾向はゴシック&ロリータバイブルでは恐らく分野外で、KERA! でも「大人ロリータ」というコーナーはありますが、カジュアルダウンをテーマにした記事は少ないです。日本ロリータ協会の会長でもある青木美沙子さんの考えでもあるでしょう、より多くの人にロリィタファッションを楽しんでもらおうという提案が盛り込まれています。そういう意味では、ロリィタファッションにどっぷりつかったロリィタさんには、ちょっと毛色の違う本ではあると思います。私としては、このポリシーには強く共感しました。

 つい先日刊行された、宝島社の「ETERNITA」は興味深いですね。オトナ乙女のためのファッションマガジン、ロリィタに限らずクラシカルやスイート系を幅広く取り込んだムックですが、表紙のコピーが「大人になったアリスは何を着る?」とあります。ロリィタブランドだけでなく、MILKPINK HOUSEが掲載されているというのも驚きでした。そういう意味ではロリィタファッションの専門誌ではありませんが、先のロリータファッションBOOKとは違った切り口でロリィタファッションを眺められるかと思います。特に年齢という得体の知れない怪物に怯えるオトナ乙女に、救いの手を差し伸べるこれぞバイブルとも思っています。

 ロリィタの歴史の中では、ブームに乗って出版された本もあれば、消えていった本もあります。時代は常に大きく変化して、掲載された服はもちろん手に入りませんし、髪型やメイクは隔世の感すらあります。昔はカラコンもなかったんですよね。その為、古書としては相当数ピックアップはできますけど、参考になるかというと実はとても難しいです。とはいえ、長いロリィタファッションの歴史は、そうした変遷を経て今に受け継がれたものです。当時のサブカルを懐かしく思いながら、古書をのんびり眺めるのも楽しいんですよね。

 
 

 

Since 2016 UPDATE 17/05/05 10:58
Access Date/Time 17/05/23 06:31

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