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ロリィタに相応しい会釈

 
 

 ロリィタなら、礼儀はマナーであり常識ですね。会釈は、どんな相手であっても基本的な挨拶です。

 ロリィタにお勧めの会釈といえば、やっぱりカーテシーでしょう。カーテシーは欧州女性の伝統的な挨拶で、日本では『魔女の宅急便』のキキがしていた挨拶といえば、わかりやすいでしょうか。基本的には目上の方に対して行う挨拶ですが、平等な世の中でもその風習は残っています。日本では儀礼に謙譲という文化があります。それに倣い、身分は関係なく相手を敬うという意味で、ロリィタの皆様にはこのカーテシーを私は積極的にお勧めしたいと思います。だって、愛らしい挨拶じゃないですか(笑)

 やり方は、片足を斜め後ろに引き下げて、軽く膝を曲げます。背筋を伸ばしまっすぐにしたまま、上半身だけ低くします。スカートの裾をつまんで横に広げるのは、ヒップが豊満だということを強調するためと言われています。目上の男性に対し、「良い子が産めます」とアピールする意味ですね。深々と頭を下げるのは、最敬礼です。身分の差が大きい場合、重要な式典で国王や法王に謁見する際、ダンスやバレエ、フィギュアスケートなどで観客に謝意を示す場合などに用いられます。通常は、キキと同じでいいかと思います。

 この挨拶はとにかくかわいいので、ロリィタには絶対お勧めですよ。

 参考までに現代では、儀礼的な伝統の残る、イギリスのスポーツでは比較的よく目にします。もちろん、イギリス王室では日常的に行われている挨拶でしょう。現代でも歴史ある各国の王室や、日本の皇室でも、このカーテシーが頻繁に行われています。逆に、君主を持たない民主主義の国でこの挨拶を見かけることはまずありません。一般的には握手が基本ですね。私が実際に体験したこの挨拶としては、とあるメイド喫茶でした。徹底したサービスとヴィクトリアン時代の再現で定評のあるワンダーパーラーカフェです。こちらのメイドの皆様が、このカーテシーで迎えてくれました。お客に対する礼節としてはもちろんですが、とにかくかわいいんです! お客とメイドという身分的な差異を感じさせるところではありましたが、ロリィタのたしなみとして、日本の伝統文化「礼節」に倣ってズバリ『カーテシー』を、私は絶対無比に推奨します。

 礼儀もまた、ロリィタのたしなみです。

 
 

 

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Access Date/Time 24/11/03 03:10

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