Kunadonic ロリータファッション徒然草

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ロリィタファッションと絵画

 
 
ポンパドゥール夫人

 音楽や他のジャンルと比べれば、絵画については比較的誌面などでも取り上げられる題材かと思います。ロリィタ向きの代表的な西洋美術としては、何と言ってもロココ美術が象徴的な位置づけでしょう。ロココはご存知の通り、マリーアントワネットの臨したフランスが中心の貴族文化ですね。

 右の絵も有名ですが、ラ・トゥール作のポンパドゥール夫人(1755年)です。ロリィタファッションのドレススタイルの原点でもあり、華美な装飾や意匠はロリィタなら必見の価値ありですね。同時期に活躍した画家としては、ブーシェヴァトーフラゴナールなどが有名です。「ロココ 絵画」で画像をぐぐるとたくさん出てきます。この中から肖像画を絞り込むと、豪華なドレスを色々と眺められて楽しいですね。

 ゴシックも様式の名称ですが、ゴシックロリィタのそれは解釈がアレンジされていますので、直接的には違和感があるかも知れません。むしろルネサンス後期のカラヴァッジョを筆頭に発展したカラヴァジェスキの絵画には、陰影の表現と退廃的な要素が顕著でゴシックロリィタに合っている気がします。

 後の印象派ともなると音楽の項と同じく、自由と平等の思想が強くなり、サロン絵画から遠ざかってしまいます。やっぱり、権威ある王侯貴族が活躍した時代の絵画こそ、ロリィタにとって特に興味深い作品が多いのは間違いないでしょう。ただ、ゴシック絵画までさかのぼると、高度な遠近法がまだ確立していませんし、キリスト教の色が強すぎます。ルネサンス後期からロココまで、ヴィクトリア朝の絵画としてはラファエル前派がふさわしいかも知れません。

 いずれにしても、ロリィタの心意気にある美意識を磨く意味では、絵画などの美術品はジャンルを問わず、楽しめることと思います。美術館は全国各地にありますし、ロリィタスポットとしてもお勧めですね。

 ちょっとここで日本人の現代画家をお一方、ご紹介します。

 宮永岳彦です。ジャンルを問わない様々な画風で知られる現代画家をなぜピックアップしたのかと申しますと、彼の作品に西洋の民族衣装を題材にしたシリーズ画があります。特に衣装がとても豪華で美しく、ロリィタなら絶対にお気に召すはずです。神奈川県の秦野市に、宮永岳彦記念美術館があり、絢爛な衣装の油彩画を常時展示しています。小さな美術館ですが、興味がありましたら是非立ち寄ってみて下さい。

 
 

 

Since 2016 UPDATE 17/03/24 19:00
Access Date/Time 17/03/25 12:48

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